🌍 太陽に一番近いのに、まだまだ謎だらけ
水星は、太陽に最も近い場所をまわっている小さな惑星です。
でも、地球に一番近い惑星なのに、話題になることはあまりありませんよね。
「暑そうな星」というイメージはあっても、
その本当の姿については、意外と知られていないのです。
実は水星には、驚くような事実や、まだはっきりとはわかっていないことが、いくつもあります。
たとえば
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昼は400℃、夜は−180℃という極端すぎる温度差
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空には「風」が吹くのに、そもそも「大気」がほとんどないこと
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そして、「1日」が「1年」より長いという、信じられないリズム
こうした不思議を追いかけていくと、
水星という惑星がどれだけ特別な存在かが見えてきます。
📚 水星の不思議シリーズ一覧(全3本)
ここでは、そんな水星のふしぎにせまる記事を3本まとめてご紹介します。
それぞれ、やさしい言葉で丁寧に解説していますので、宇宙初心者でも安心して読めます!
🔸 水星の1日は1年より長い?
水星の「自転」はとてもゆっくりで、「1日」はなんと176日。
それに対して、「1年」は88日、つまり、水星では「1日」のほうが「1年」より長いのです。
でも、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?
実はそこには、自転と公転が特殊なタイミングでかみ合っているという理由があるのです。
太陽が昇る頻度まで変わってしまう、不思議な時間のリズムを見ていきましょう。
🔸 水星には大気がないのに風?
水星には、私たちが知っているような大気はほとんどありません。
それなのに、表面には風が吹いた跡のような現象が見つかっているのです。
これは「太陽風」という、太陽から吹き出す粒子の流れが原因だと考えられています。
水星の大気の代わりに、この太陽風が直接地表にふれてしまうことで、
風のような動きが起きているのです。
まるで、大気のない惑星に、見えない風が吹いているような光景。
そこには、水星ならではの極限の環境が広がっています。
🔸 水星の昼は灼熱・夜は極寒?
水星の昼は、なんと400℃以上の灼熱。
一方、夜になると−180℃近くまで下がってしまいます。
こんなに温度差が激しい理由は、
「大気がないこと」と「自転が遅すぎること」のふたつにあります。
昼の時間が長く、熱がたまりすぎてしまう。
逆に夜は、熱を閉じこめるものがないため、どんどん冷えていってしまうのです。
この灼熱と極寒の星は、太陽系でもっとも極端な惑星のひとつと言えるでしょう。
🔭 はじめて読むならこの3本!
迷ったら、あなたの「気になるテーマ」から読んでみてください:
- 🕒 時間のふしぎが気になるあなたに → 1日が1年より長いってどういうこと?
- 🌬 大気のない星が気になるあなたに → 水星に風がある理由とは?
- 🌡 極端すぎる温度が気になるあなたに → 水星の温度差はなぜこんなに極端?
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- 🛰 月の不思議シリーズまとめ → 月の起源、裏側、未来への影響をやさしく解説
- ☄️ 火星の不思議をまとめて解説 → 赤い星・火星には水がある?生命は?そんなロマンに迫ります。
- 🌀 宇宙現象の不思議なしくみ → ブラックホールや重力波、ビッグバンなどをやさしく解説。
それぞれのシリーズでも、あなたの「?」に寄りそって、わかりやすくお届けしています。
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